人口300名の集落で暮らす年商500万円の専業主婦が書くブログ(仮)

年商500万円の専業主婦が自由気ままに書いてるブログです

稲作は世界一オススメできない(ガチで)

 

2年前からお米づくりを初めてみた。

 

楽しいと思ったんだよね。自給自足感めっちゃ出てるし、「お米作ってます!」っていう自分に溺れちゃうよね。笑

 

そんな私が、自給自足チックな生活をしながら「あ〜、最高〜〜!」なんていう投稿をいっぱいしているけど、今日から、

 

リアルをお伝えすることにしました笑

 

今まで偽善者ぶってたのかーーーい!!

っていうわけではなく、まぁ、公開していたのはいわゆる氷山の一角ですよ。ということで、自給自足チックな暮らしのリアルを暴露していきたいと思います!

 

なぜ暴露しようかと思ったかというと、つい最近田んぼで草抜きをしていたんです。

 

f:id:holohololife:20190412191529j:image

奥が草を抜いた後で、手前が草を抜く前。せっかく植えた稲よりも雑草が先に青々しく元気に大きくなっていくんです。それを全部抜くんです。

 

虫に刺されるし

爪は汚れるし

腰は痛くなるし

全然楽しくないよ!

 

けど、楽しくなさすぎてこれは世に伝えていかなきゃダメだと思ったんです笑

 

それと同時に、それでも自分は自給自足にチャレンジしたい、自分のライフスタイルとして確立させたいと強く思ったのです。

f:id:holohololife:20190412192129j:image

 

最初に申し上げると、このライフスタイルは90%は全然楽しくない。

 

ほんとーーーーーーーに

楽しくない!!!

 

計画性がないとお金もなくなるだけ。じゃあなんでやってるの?って感じだよね。

 

90%の楽しくないが10%の喜びに勝るのです。

 

人生も、そんなもんだよね。

 

今日のテーマはタイトルにもある通り、お米作り、稲作です。

 

稲作がオススメできない理由

私は、仲間たちと合計3名のメインメンバーで名護市にある嘉陽という集落でお米づくりをさせてもらっています。

 

土地も使わせてもらい、耕運機も貸してくれるという恵まれすぎた環境でお米づくりをさせてもらっているのですが、オススメできない理由を数字で表したいと思います。

 

私たちの田んぼの面積はだいたい280坪ぐらい。1坪で1kg取れたら良いと言われているので、280kgぐらい収穫できることになります。

 

それを世帯で分けているので、メンバー間で分けると半分頂くことになります。

 

なので140kgです。

 

が!!!!

まさか、そんなわけにいくとは思って…いないですよね????笑

 

まず、収穫した分から、田んぼや機械を貸してくれている方はもちろん、お手伝いに来てくれた方々へ分けたいので、だいたい合計50kgぐらい分けます。

 

そして残りは230kgぐらいになります。それをさらに半分にすると、世帯当たり115kgです。

 

1年間で食べるお米の量は平均して一人60kgぐらいなので、一坪1kg収穫できれば、まぁ1年間賄えることになります。

 

ですがこれはあくまでも一坪1kgの収穫が出来た場合のみの話です。

 

さて、買った場合はどうなるでしょう。

 

安いお米だと5kg 2000円で購入できるので、60kgになるにはx12。2000円x12は24000円ですね。

 

さて、ここで比べてみましょう。

 

私たちの場合、耕運機以外はほとんど手作業なのでお米を収穫して食べられるようにするまでにかかる時間はだいたい、田植え終了までに1日6時間働いたとして合計6日ぐらい必要です(=36時間)。

 

ここで驚くべく数字をお見せしたいと思います。沖縄の最低賃金の時給770円と36時間をかけてみます。

 

770×36=27,720円

 

田植えするまでに、

27,720円稼げる………

 

田植えしている時間を最低賃金で働けば一年分のお米が買えるっていうわけなんです。

 

今から言うこと、言っちゃいけない。

言っちゃったら田んぼのメンバーにめっちゃ申し訳ない。でも、リアルを暴露することにしたので怒られることを覚悟して、言います。

 

めっちゃ非生産的

めっちゃ非効率的

(ごめんなさい。本当にごめんなさい。)

 

数字を見たら分かると思います。今の状態だと、生産性、効率性がものすごく低い。働いてお米買った方が絶対にお得なんです。

 

私が稲作を世界一オススメできない理由は、そこにあります。数字で見た時に、労力の割に得られる収穫が少ないからです。

f:id:holohololife:20190412210233j:image

 

それでもお米作りをしたい笑

それでもお米作りは続けたいと思っています。

 

数字で見た時に、得られるものは労力の割には全然合いませんが、それは数字で見た場合の話。

 

数字以外の「収穫(得られるもの)」もそこにはたくさんあって、最後の収穫、そしてお米を食べる時をイメージしながらキツイ仕事をするのです。「作ったお米を食べる」という喜びは多分、稲作のほんの5%ぐらい。

 

ほとんどの場合、

 

「やりたくなーーーーい!!!」

 

ってなってしまって怒られたり喧嘩したりするけれども、、、、笑

 

それでも続けていきたいって思ってしまう自分が不思議で不思議でたまりません。本当はやりたくないんじゃないか?本当はやめたいんじゃないか?やめた方がいいんじゃないか!?って思う時はたくさんある。

 

でも、自分たちで食べるお米を自分たちで作るっていうのは人生の中で大きな意味を持つな〜〜って思ったりもするんです。

 

今のところ、大赤字の稲作部活動になってしまっているのでいかにトントンもしくはプラスに出来るかを、マネジメントしていきたいところです。

 

草抜きをしていると、他にすることがないのでそんなことを考えるようになります笑

f:id:holohololife:20190414132910j:image

 

仲間たちに、いつも協力してくれる方々に、心からありがとう。