種まきの前の準備と人生観
今日、8/24(金)、ようやく、秋の種まきを始めることができた。今日は畑で3時間ぐらい、自然の音をバックミュージックに、種まきをするための畝作りをしながらひとり考え事にふけってた。
今日はすぐるも手伝いに来てくれて、トマト用の畝を作り、そして島大根を植えて、トマトの種をポットにまくまでを終わらせることができた。
大大大進歩。
その「種まき」。たったの「種まき」までにかかった準備と手間と労働と時間、そしてそれに対する種まきの一瞬さがあまりにも人生と似ていてちょっぴりクスッと笑ってしまう。
私が借りている畑はススキが多くて、あと、地に這う植物(雑草)がめちゃめちゃ多い。自然農法や、自然栽培を実践し、生業にしている方々からしたら賛否両論あるかもしれないけど、ススキの根を掘り起こさないと、地に這う植物を引き抜かないと、何もできない。
だからまず、そこから始まる。
最初の見た目は…こんな感じ
地に這い、地に深く株を作っている強豪たちの集まり。まずは草刈機で刈り、細かい部分を手鎌で刈ると、こういう感じになる。
そこからレーキで草を集め、取れていない部分を根っこごと引き抜いたり、刈ったりする。またレーキで整える。その繰り返し。だいたい整ってきたら、次の作業。
今度は、重いツルハシで、通路になる畝の溝の部分を一旦掘り起こし、柔らかくする。ツルハシは重いから、ここで大体息が荒くなってくる。
(たまに畑で「もうヤダーーーーー!」って叫んでいるのは内緒。)
そして、ここら辺から聞こえてくる。
神様の声のような、天国からのお誘いのような、まるで私を救ってくれるかのような声。
(「今日はここまで頑張ったんだし、いいんじゃない?(^^)」)
ふぅーっと、一息ついて畑に座り込むや否や、山から「ホーッホケキョー〜〜〜っ」って、身体中響くように、まるでイヤホンでYouTubeのナチュラル系BGMを聞いているかのように、鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。いや、YouTubeより何倍も美しく聞こえる。
元気が出る。あぁー、鳥たちも生きてるなー、私も生きてるなー、勝手に手が動き出して、次の作業。
シャベルで、さっきツルハシで掘り起こした土を畝を作りたい場所にのせていく。ここから、あのナチュラル系BGMは聞こえなくなる。(笑)
それが終わると土に混ざった、土に這う系植物の破片を取り除く。取り除いてレーキで整えればまた破片が出てくるので取り除く。この作業を3、4回繰り返してようやく、
ようやく種まき。
ここでようやく種まき。使った農具は草刈機を含め5種類。
人生と似ているなー、って、最後に種まきしながら感じた。
自分が向かっているところ、やりたいこと、目的。ゴールが「花を咲かせる」だとすると、全てには、「種まき」が必要。
その種まきをする前に、環境を整えることで、花が咲きやすくなる。実をつけやすくなる。
そして、その種まき前の準備が一番苦しくて辛かったりもする。自分はどこに向かっているんだろう?なんでこんなにうまくいかないんだろう?何が違うんだろう?あー、辛いよー。もう、いいかなー、やめちゃっていいかなー。いや、でも頑張ってみたい。よし、もう少しだ、頑張ろう。もう少しで出口が見えそう!よっしゃー!始まりだー!
っていう感じで、とても、人生と似ている気がした。種をまいてからは、ぐんぐん伸びる、伸びて伸びて伸びる。成長する。そして、実をつける。
そしたらまた、種ができる。原点に戻る。
繰り返しだな〜。
やっぱり自然ってすごいや。うまくできてるや。全部、繋がってる。
もう夜中の2時だけど、どうしても今日のこの気持ちのままで書きたかったから、書き残しました。
島大根を植えるまで出来たあとの私の顔は、自分でも「いい顔してるなー」って思うほど、いい顔してました。
今日はゴマの収穫も◎
4月に植えたローゼルはもう、私の身長を越えそうな勢いです。あと3、4週間ではつぼみがつくはず。花が咲くのを今か今かとまちかんてぃーしています。
お花さん、会えるの楽しみにしているよ。